納骨堂への改葬を検討する際、施設の契約費用だけを考えていませんか?
実は、旧墓の撤去費用・法要・行政手続き・名義変更など、複数の追加費用が段階的に発生します。さらに、期限を守らないと二重管理費やキャンセル費用が上乗せされるケースも少なくありません。
この記事では、改葬で見落としがちな費用項目を洗い出し、期限・法要・名義の3つの盲点から損をしない方法を解説します。
もくじ
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改葬で見落としがちな追加費用の全体像
納骨堂への改葬では、新しい納骨堂の契約費用とは別に、旧墓側の費用が必ず発生します。
具体的には以下の通りです。
- 墓石撤去費用|1㎡あたり約8万〜20万円(立地や重機使用の可否で変動)
- 遺骨取り出し費用|1万〜5万円程度
- 閉眼供養(魂抜き)|3万〜35万円と幅が広い
- 離檀料|0円〜数十万円(寺院との関係性による)
- 改葬許可申請費用|数百〜数千円(自治体により異なる)
これらは旧墓の解体・法要・行政手続きという別々のタイミングで支払いが発生するため、総額を事前に把握しておかないと予算オーバーになりがちです。
さらに、納骨堂側でも管理費・更新料・追加納骨費などのランニングコストが発生する場合があります。契約時の初期費用だけでなく、期間満了後の合祀条件まで確認しておきましょう。
期限を守らないと発生する二重管理費と追加費用
改葬には法定の手続き期限があり、これを誤ると金銭的な不利益が生じます。
改葬許可の提示時期
改葬には市町村長の許可が必要で、納骨時に許可証の提示を求められるのが一般的です。許可証の処理期間は即日〜約1週間程度ですが、書類不足があると許可が遅延し、工事や納骨の日程が延期されることがあります。
工事延期になると、旧墓の管理費と新しい納骨堂の管理費を同時に支払う二重管理費の期間が長引くリスクがあります。
契約更新の期限
納骨堂には使用期限や更新料が設定されている場合があり、更新期限を過ぎると契約解除や合祀移行の対象になることがあります。
特に、旧墓の撤去と納骨堂の契約を並行して進める際は、両方の期限管理が必要です。旧墓の管理費滞納や納骨堂の予約キャンセルによる追加費用を避けるため、スケジュールは余裕を持って組むことが重要です。
法要・離檀料の相場と交渉の現実
改葬では、閉眼供養と離檀料という慣習性の強い費用が発生します。
閉眼供養は3万〜35万円、離檀料は0円〜数十万円と幅が非常に広く、法的な義務額は存在しません。金額は寺院との関係性や地域の慣習によって大きく左右されます。
相場を知る方法
一般的には、以下のような目安が示されています。
- 閉眼供養|お布施として3万〜10万円程度が多い
- 離檀料|檀家期間や墓地の規模により変動
ただし、これらはあくまで実務上の目安であり、寺院によって考え方が異なります。事前に寺院と丁寧に話し合い、金額や支払いタイミングを確認しておくことでトラブルを避けられます。
交渉時の注意点
離檀料について「高額すぎる」と感じた場合でも、一方的に拒否すると関係が悪化し、手続きが滞る可能性があります。納得できない場合は、専門業者や行政書士に相談するのも一つの方法です。
名義未整理で起きる手続き停止と追加費用
改葬を進める際、名義人の承諾や名義変更が必要になるケースがあります。
墓地や納骨堂の使用権は名義人が管理責任を負うため、名義人が既に亡くなっている場合や相続人が複数いる場合は、事前に名義を整理しておかないと手続きが停止します。
名義変更の費用
名義変更には以下の費用が発生します。
- 手数料|数千〜1万円程度(施設により異なる)
- 戸籍等の書類取得費|数千円程度
- 相続人が多数の場合|行政書士や司法書士への依頼費用が追加
特に、相続関係が複雑な場合は士業への依頼費用が数万〜数十万円かかることもあります。
名義未整理のリスク
名義が整理されていないまま改葬を進めると、途中で手続きが止まり、再申請や追加書類の取得が必要になります。結果として、スケジュールの遅延と費用増加につながるため、改葬を決めたら早めに名義状況を確認しましょう。
まとめ:損しないための追加費用チェックリスト
納骨堂への改葬では、以下の費用項目を事前に確認しておくことが重要です。
旧墓側
- 墓石撤去費用(1㎡あたり8万〜20万円)
- 遺骨取り出し費用(1万〜5万円)
- 閉眼供養・離檀料(数万〜数十万円)
行政・名義関連
- 改葬許可申請費用(数百〜数千円)
- 名義変更手数料・戸籍取得費(数千円〜)
期限・契約関連
- 旧墓と納骨堂の二重管理費期間
- 契約更新料・滞納リスク
改葬は複数の費用が段階的に発生するため、総額を事前に把握し、期限を守って進めることが損をしない最大のポイントです。特に法要・名義・期限の3つの盲点を押さえておけば、予期せぬ追加費用を防げます。

